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【突撃!広島アスリートの食卓<第12回>】『スリストム広島(3x3)』森山裕平 ×『大野石油広島オイラーズ』佐藤萌々華 ×『福山シティフットボールクラブ(サッカー)』松岡憧

広島県はプロ野球やJリーグをはじめ、数多くのトップスポーツチームが存在する『スポーツ王国』だ。本連載は、競技の垣根を越え「新たなスポーツの楽しみ方」を提供する広島横断型スポーツ応援プロジェクト、通称『Team WISH』に参加する26チームの選手・関係者が登場し、選手を支える大切な要素である『食』を軸に、対談形式で彼らの魅力をお送りする。

連載第12回目は、3×3(3人制プロバスケットボールチーム)『スリストム広島』から、森山裕平(もりやま・ゆうへい)選手、女子バレーボールチーム『大野石油広島オイラーズ』から佐藤萌々華(さとう・ももか)選手、そして備後エリアを本拠地とするサッカークラブ『福山シティFC』から松岡憧(まつおか・しょう)選手が登場。

 森山選手が所属するスリストム広島は、県内初の3人制プロバスケットボールチームとして2018年に誕生。2019年には『3×3.EXE PREMIER 呉市復興マッチ』として3×3.EXE PREMIERの大会誘致に成功した。同大会は呉市中央公園の特設コートで開催され、県内初となる3×3.EXE PREMIER大会として多くの注目を集めた。2021年にはプレーオフ進出。現在は3×3.EXE PREMIER WESTに参戦している。

 佐藤選手が所属する大野石油広島オイラーズは、大野石油店の女子バレーボールチーム。1992年に創部し、2003年にV1リーグ(現・DIVISION2)に昇格を果たした。選手は日中は大野石油店が運営するサービスステーション(給油所)でサービス業務に従事し、終業後、本社ビル内に併設された専用体育館でトレーニングに励んでいる。チームは現在、V.LEAGUE DIVISION2 WOMENに参戦中。

 松岡選手が所属する福山シティFCは、備後エリア(福山市・府中市・神石高原町・尾道市・三原市・世羅町・笠岡市・井原市) 及び広島県全域をホームとする、社会人サッカークラブ。2017年に創設し、2018年に広島県社会人サッカーリーグ2部に昇格すると、2020年には広島県リーグ1部で全勝優勝を飾った。2022年、県リーグの上位リーグにあたる中国サッカーリーグに昇格。Jリーグ参入、2030年のJ1優勝争い参戦を目指して活動している。

 今回は、異なる3競技の第一線で活躍するプロアスリート3選手が登場。お互いの競技への印象や、アスリートならではの『食』へのこだわりを語ってもらった。

連載初の3チーム対談!最初の話題は互いのスポーツの印象に

(スリストム広島 森山選手)

ー本日は、スリストム広島から森山裕平選手、大野石油オイラーズから佐藤萌々華選手、そして福山シティFCから松岡憧選手と、異なる競技をプレーするみなさんにお集まりいただきました。本連載初の3チームでの対談となります。よろしくお願いします。

森山・佐藤・松岡「よろしくお願いします」

ー早速ですが、みなさんはお互いの競技をご覧になったことはありますか?

佐藤「3人制バスケ(以下、3×3)を観戦したことはないのですが、5人制のバスケや、サッカーの試合は観戦に行ったことがあります」

松岡「僕も5人制バスケの試合は見に行ったことがあります。バレーで見たことがあるのは、ママさんバレーとかですね」

森山「僕は高校生の時に、バレーやサッカーの部活の試合を見に行ったことがあるくらいで……プロの試合は、なかなか見に行けていないですね。ただ、僕はジャンプが得意なので、バレーはプレーするのも好きなんです。スポーツを観戦するのも好きなので、バレー女子日本代表の試合をテレビでやっていると見ています。サッカーを本格的にやったことはないんですが、日本代表の試合もチェックしていて、どちらの競技にもすごく興味がありますね」

松岡「バスケはサッカーと同じで、対人プレーがすごく多いというイメージがあります。あとは、バスケもバレーもジャンプすることが多い競技という印象があるので、膝への負担がすごいのかなとは思いますね」

佐藤「確かに。バレーとバスケでは、サッカーとは少し違った体の使い方をしているかもしれませんね」

松岡「やっぱり、ジャンプし続けると膝が痛くなったりするものなんですか?」

佐藤「うーん……。慣れちゃったかもしれませんね(笑)」

森山「そうですね、慣れはあるかもしれません」

(大野石油広島オイラーズ 佐藤選手)

ーこの対談では、『アスリートと食』をテーマにみなさんにお話をお伺いしています。みなさんは、日々の食事の面で特に気をつけていることはありますか?

松岡「僕は基本的に、3食自炊をしています」

佐藤「自炊!すごいですね!」

森山「得意なメニューはありますか?」

松岡「よく使う食材は、脂質が少ない鶏胸肉ですね。メニューだと、ドライカレーなんかをよくつくります」

佐藤「森山選手はどうですか?自分で料理をしたりされますか?」

森山「僕は料理をつくるのも食べるのも好きなんですが、普段は寮で生活しているので、寮の方が用意してくれた食事を食べていますね。佐藤選手は?」

佐藤「私も基本的には自炊をしています。気をつけているのは、生モノを食べるタイミングとかですね」

松岡「あー、わかります」

佐藤「生魚とかは、リーグ中はなるべく控えるようにしています」

(福山シティFC 松岡選手)

松岡「僕も、生魚はそんなに摂らないですし、揚げ物なんかも避けるようにしています」

森山「揚げ物は脂質も多いですしね」

松岡「そうなんです。そう考えると、結構気をつけているポイントは全員共通しているかもしれないですね」

ー普段はアスリートとして食事にも気をつけていらっしゃる3選手ですが、シーズン中は遠征されることも多いと思います。遠征先ではなかなか思うような食事が用意できないこともあると思うのですが、そういうケースはどのように対応されていますか?

佐藤「そうですね……自分たちで軽食のようなものを買う時は気をつけることができるんですが、宿舎の方が用意してくださる時は、チームのスタッフさんが生物などが出てこないように調整してくれています。ただ基本的には、出していただいた食事はみんな残さずしっかり食べるようにしていますね」

松岡「確かに、普段意識していることが遠征先ではなかなか難しいというのはありますね。そのあたりは、あまり神経質に考えすぎないというか」

森山「美味しくしっかり食べるというのも大切ですよね」

松岡「そうですね。足りないものがあれば、自分で調達して組み合わせて補っていけるようにしています」