Magazines マガジン
-
アスリート飯
-
ハンドボール
-
オリンピック
-
TeamWISH
-
女性スポーツ
-
ソフトテニス
-
取材記事
【突撃!広島アスリートの食卓<第11回>】『イズミメイプルレッズ(ハンドボール)』三橋未来 ×『どんぐり北広島ソフトテニスクラブ』田辺恵理
しっかりご飯を食べること、何よりも、“スポーツが好きな気持ち”を大切にしてもらいたい。
ー広島県で同じ競技を頑張っている子どもたちに向けて、食事や体づくりに関するアドバイスをお願いします。
三橋「そうですね。まずは好き嫌いせずに、バランスよくいっぱい食べる!これが大切だと思います。やはり、小さい頃からしっかり食べることは大事にしてほしいですね」
田辺「好き嫌いをせず、しっかり食べるということですよね。私はそれに加えて、運動することを嫌いになって欲しくないとも思っているんです。スポーツを続けていく中で競技性を高めていけば、専門の方がアドバイスをしてくれるようになると思うので、まずは『どうすればもっとその競技を好きになるかな、楽しくなるかな』というところを大切にしてもらいたいと思います」
三橋「好きの気持ちは大切にし続けてほしいですよね」
田辺「はい。その上で、全力で競技を頑張ってもらえたらいいですよね」
ー広島にはたくさんプロスポーツのチームがありますが、現在の競技において、広島県のスポーツの中でどのような存在でありたいと考えていますか?
三橋「広島はスポーツが本当に盛んで、それは他の県と比べてもすごい強みだと感じています。私たちも、カープさんだったり、ドラゴンフライズさんだったり、サンフレッチェ広島さんといったチームに負けないぐらい、まずはハンドボールを多くの方に知ってもらえるような取り組みをしていきたいと思います。イズミメイプルレッズというチームを知ってもらうために、私たち自身が全力でハンドボールをすることで楽しさや魅力を伝えられるように、精一杯頑張っていきたいと思います」
田辺「ソフトテニスは五輪競技ではありませんし、まだまだマイナーなスポーツだと思っています。ソフトテニスの楽しさや面白さを届けるために、少しでも競技にふれ合ってもらったり、私たちが頑張っている姿を見ていただけるように頑張りたいです。例えば、『今日はしんどかったけど、どん北の試合を見たら明日からの仕事も頑張れそうだな』という、そんな存在になっていければうれしいです。気軽に見に来てもらって、ちょっと楽になってもらえるような、そんなスポーツになっていただけたらいいなと思います」
ーお二人とも、本日はありがとうございました。
三橋・田辺「はい、ありがとうございました!」
三橋未来
Mitsuhashi Miki
1996年3月2日生、東京都出身
中学からハンドボールを始め、高校はインターハイ4度の優勝を誇る女子ハンドボールの強豪・佼成学園女子高に進学。東京女子体育大時代の2014年には日本代表U−18に選抜された。翌2019年からは2年連続で女子ジュニアアジア選手権U-19日本代表に選抜されている。東京女子体育大の4季連続優勝に貢献し、自身も最優秀選手賞を受賞。2018年、日本ハンドボールリーグの広島メイプルレッズ(現:イズミメイプルレッズ)に加入した。
◆チーム情報/イズミメイプルレッズ
1993年、イズミハンドボール部として創部。地元・広島出身の長久直子、バルセロナ五輪の元韓国代表・林五卿(イム・オキョン)らが加入し、1994年からは日本ハンドボールリーグに参入した。創部3年目の1996年にリーグ初優勝を果たすと、1998年からは3連覇を達成。実業団、学生らが競う全日本総合ハンドボール選手権大会(現:日本ハンドボール選手権大会)では1997年に初優勝、1999年からは2連覇を果たしている。2004年には女子では1978年ぶり3チーム目となる四冠(リーグ優勝・全日本実業団ハンドボール選手権大会(現:全日本社会人ハンドボール選手権大会)優勝・全日本総合選手権優勝・国体優勝)を成し遂げた。2024年に開幕が予定されているハンドボールプロリーグへの参入が内定している。
田辺 恵理
Eri Tanabe
1996年12月24日生、新潟県出身
父親の影響を受けテニスが身近な環境で育ち、小学校からソフトテニスを始める。北越高のソフトテニス部で技術を磨き、卒業後はどんぐり北広島ソフトテニスクラブに所属。2016年には西日本ソフトテニス選手権大会で準優勝。2018年には全日本選手権でベスト8に輝き、同年の全日本社会人選手権大会でも準優勝を収めた。得意とするプレーは後方から前へのスマッシュ。
◆チーム情報/どんぐり北広島ソフトテニスクラブ
2015年、地域密着型クラブとして北広島町に誕生した女子ソフトテニスクラブ。日本ソフトテニス界の第一人者である中本裕二監督のもと、ナショナルチーム選手や年代別代表を多数輩出。2019年の世界ソフトテニス選手権で金メダルを獲得した半谷美咲・高橋乃綾らも在籍しており、現在も日本トップレベルの女子ソフトテニスチームとして活動を続けている。選手たちは県外から北広島町に移住し、地元企業で働きながらトレーニングを重ねている。地域密着を掲げ、高校生をはじめとする元の子どもたちに向けたソフトテニス教室なども定期的に開催している。
本取材にご協力いただきましたイズミメイプルレッズの関係者の皆様、どんぐり北広島ソフトテニスクラブの関係者の皆様、本当にありがとうございました。