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【突撃!広島アスリートの食卓<第8回>】『ワクナガレオリック』小武 蒼太(ハンドボール) ×『マツダスカイアクティブズ広島』芦田朋輝

強く大きな体をつくる秘訣は「とにかくしっかり食べること」。熱いプレーの迫力は、ぜひ現地で体感を!

ーでは、同じスポーツを頑張っている子どもたちに、食事の面でのアドバイスをお願いします。

芦田「子どもの時は成長期でもあるので、まずはたくさんご飯を食べるということが大切になってくると思います。栄養バランスなどは親御さんが気をつけてくれると思うので、まずは『たくさん食べる』ということを大切にしてほしいですね。あとは、ケガをしない体づくりのためには、野菜なども『好き嫌いをしないこと』が大切だと伝えたいです」

小武「『たくさん食べる』のは大切ですね。芦田選手は、どのくらいの量を食べていましたか?」

芦田「学生時代にはとにかく食べて、体を大きくしようという思いで、一食で米を3合食べていました」

小武「同じですね。僕も、量をたくさん食べてとにかく体を大きくしようと思って、どんぶり飯を3杯おかわりして……という食事をしていました。芦田選手もおっしゃっていましたが、『好き嫌いをしないこと』はすごく大切です。体づくりには、しっかり量を食べること、そしてよく寝ることも大切だと思っているので、睡眠と食事をしっかり摂ってほしいです。そうすれば、だんだん良い体になっていくと思います」

ーそれでは最後に、チームのPRと読者のみなさんへのメッセージをお願いします。

小武「ハンドボールは『空中の格闘技』とも言われるスポーツです。空中での身体接触であったり、スピーディな展開が魅力なので、ぜひそういったところを見て、楽しんでいただきたいです。僕自身はチームに加入して2年目で、まだまだ出場経験も多くはないので、試合に出た時にはゲームの流れを変えることができるような、起爆剤のような存在になりたいと思っています。今シーズンは負け越している状態ですが、チーム全員でしっかり盛り上げて、『強い湧永』をもう一度見せていけるように頑張ります」

芦田「マツダスカイアクティブズ広島はこれまでディビジョン2で戦っていたのですが、来シーズンからはディビジョン3への降格が決まってしまいました。まずはディビジョン2に返り咲けるように、チーム一丸となって熱く激しいプレーで試合に勝っていきたいと思っています。気持ちの面でも去年以上に熱いものを持っているので、初めて観戦する方には、そうした熱いプレーにも注目してほしいと思います。12月17日には、Balcom BMW Rugby Stadium(広島市西区観音)で中国電力レッドレグリオンズとのリーグ開幕戦も控えています。リーグ初戦でもありますし、負けられない『広島ダービー』でもあるので、ぜひ注目してほしいですね。『広島のラグビーといえばマツダスカイアクティブズ広島だ』と思ってもらえるように、チームとしても成長しながら、もっともっと地域密着型のチームであるところもアピールしていきたいと思っています」


芦田 朋輝

Tomoki Ashida

1995年3月24日、愛知県出身。
愛知工業大を経て、マツダスカイアクティブズ広島所属。キャリーとタックルを得意とするフランカー(スクラムの際、左右の端で相手を押し込む役割を持つ選手。守備ではタックルを仕掛けてボールを奪うなど、激しいプレーもこなす。日本代表ではリーチ・マイケル選手などが同ポジション)。2022-23シーズンからはバイスキャプテン(副キャプテン)を務める。

◆チーム情報/マツダスカイアクティブズ広島
1961年、東洋工業(現・マツダ)の同好会として発足。1963年に正式に競技部となる。2003年のトップリーグ開幕後は、チーム名を『マツダブルーズーマーズ』に改称し2部リーグに当たるトップキュウシュウAに所属。2007年にはトップキュウシュウA優勝を果たし、以降2009年まで3連覇を達成した。2022年からは、新たに発足したJAPAN RUGBY LEAGUE ONEに参加。2部リーグにあたるディビジョン2に参戦し、チーム名も『マツダスカイアクティブズ広島』へと改称した。チーム名改称に伴い、ユニホームカラーもダイナミックな赤/黒へと変更している。2022-23シーズンはディビジョン2返り咲きを目指し、日々トレーニングを積んでいる。

小武 蒼太

Sota Kotake

1998年11月1日、福岡県出身。
福岡大を経て2021年からワクナガレオリック所属。ポジションはいわゆる“エースポジション”と呼ばれるLB(左バック)で、味方から受けたパスをゴールへと運ぶ花形を担う。俊敏性、60分の試合時間を走り切る持久力、そして相手ゴールキーパーをかわしてシュートを決めるジャンプ力が持ち味。2022年5月には左足アキレス腱断裂を受傷し治療に専念することとなったが、現在は自身とチームの更なる飛躍を目指し、リハビリを重ねている。

◆チーム情報/ワクナガレオリック
正式名称は湧永製薬ハンドボール部。1969年に創部され、1976年から日本ハンドボールリーグに参戦。以来、一度も降格せず1部に所属し続ける強豪チームである。1983年、1990年には、リーグ優勝・日本選手権優勝・社会人選手権優勝・国体優勝のグランドスラムも達成。2007年には日本ハンドボールリーグ史上初のチーム通算1万得点を突破し、2019年、チームは創部50周年を迎えた。地域の小学校でハンドボール教室を開催するなど、地域への取り組みも盛んに行なっている。


本取材にご協力いただきました、マツダスカイアクティブズ広島様・ワクナガレオリック様、本当にありがとうございました。