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【突撃!広島アスリートの食卓<第6回>】『広島ドラゴンフライズ』寺嶋 良(バスケットボール)×『JTサンダーズ広島』阿部 大樹(バレーボール)

オンシーズンが違うからこそ、野球やサッカーとは違った魅力で広島の街を盛り上げたい。

ー同じ競技を頑張る子どもたちに向けて、“食”に関するアドバイスをお願いします。

寺嶋「そうですね。食事に関しては、『バランスよく食べること』がすごく大切だと思います。好き嫌いをせずに、用意してもらったものをしっかり食べてほしいですね。そう言いながら、僕はめちゃくちゃ好き嫌いがあるんですけど……(笑)」

阿部「そうなんですね(笑)。どんなものが苦手ですか?」

寺嶋「キノコですね。もう、全般的に……」

阿部「なるほど(笑)」

寺嶋「逆に、好きなものはお肉です。阿部選手はどうですか?」

阿部「僕はお寿司が好きで、苦手なものはシソです」

寺嶋「へえ〜、どうしてですか?」

阿部「あの独特な風味が、ちょっと苦手で……。ただ、シーズンが始まるとお寿司もなかなか食べられなくなってしまうので、オフの期間にだけ楽しむようにしています」

寺嶋「確かに。生ものはシーズン中には避けるようになりますね。牡蠣なんかもリスクがあるので、避けるようにしています」

阿部「食事のアドバイスでいうと、僕も寺嶋選手と同じで、『朝昼晩、バランスよく三食しっかり食べること』が大切だと思います。一食でも抜いてしまうと、それが習慣になってしまいますし、僕自身も『一回食べる量を減らしてしまうと、次から量が食べられなくなってしまう』という経験があるので、まずはしっかり、三食残さず食べることを意識してほしいです」

ーお2人はお互いの競技において、これからどのような存在になっていきたいと考えていますか?

寺嶋「そうですね。広島はサッカーや野球に注目されることが多いですが、バレーやバスケは野球やサッカーとはシーズンが被っていないので、“冬のスポーツ”としてもっと熱く街を盛り上げる存在になっていければと思っています」

阿部「本当に、それに尽きると思います。僕もいろいろなスポーツを観戦しに行くのですが、やっぱり、観客の数も全然違いますよね。バスケやバレーがサッカーや野球と同じくらい盛んになれば、広島のスポーツ全体もさらに盛り上がっていくのではないかなと思います」

寺嶋「一年を通していろいろなスポーツが楽しめるのも、広島ならではの魅力だと思っているので、僕たちもスポーツでもっともっと街を盛り上げていきたいですね」

ー広島ドラゴンフライズは10月1日から、JTサンダーズ広島は10月22日から、本拠地・広島で新シーズンが開幕します。お2人の目標を教えてください。

寺嶋「やはり、やるからにはトップを目指したいと思っています。昨シーズン、ドラゴンフライズはチャンピオンシップに進出できませんでした。チーム全員に、今シーズンは何がなんでもチャンピオンシップに進みたいという意気込みがありますし、もちろん、最終的にはそこを勝ち抜いて、優勝を目指したいと思っています」

阿部「JTサンダーズ広島としては、昨シーズン6位で終わってしまったので、今シーズンはファイナル4に進出して上位を狙いたいという思いがあります。今年は監督も外国人選手も大きく入れ替わり、チームのスタイルも今までとは大きく変わりました。トレーニングでも選手たちの目の色が変わってきていますし、僕自身、少しでも試合に出ることができるようにもっともっと頑張らなければいけないと思っています」

ー最後に、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

阿部「間もなくシーズンも開幕します。上位を目指して頑張っていきますので、会場に足を運んで応援していただけるととてもうれしいです。僕たちも、みなさんの応援に応えられるような結果を出したいと思います」

寺嶋「広島にバスケの文化がもっともっと根付くように、みなさんを“魅了”できるように頑張りますので、たくさんの応援をよろしくお願いします」

(今季の両チーム・両選手の活躍にご注目ください!!)

阿部大樹

Daiki Abe

2000年2月16日、埼玉県出身。
2022年、JTサンダーズ広島に入団。持ち味の素早いトス回しで試合を操る若き司令塔。
筑波大時代は2年次からレギュラーとして活躍し、4年次には主将としてチームをけん引した。2021年度・全日本インカレ4位。同年度の『秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦』ではベストセッター賞を受賞。格闘技にも造詣が深く、小学生時代は空手を習っており黒帯の実力を持つという一面も。

◆チーム情報/JTサンダーズ広島
1931年頃に創部した、広島で90年以上の歴史を持つ男子プロバレーボールチーム。国内でも古参のチームであり、1967年に開幕した全日本バレーボール選抜リーグ以来、今日に至るまで一度も2部降格を経験していない唯一のチームでもある。リーグ優勝1度、黒鷲旗大会優勝3度、天皇杯優勝3度。世界を舞台に活躍する選手も多数輩出し、現主将の小野寺太志は、2021年に引き続き日本代表(龍神NIPPON)に選出されている。

寺嶋 良

Ryo Terashima

1997年10月23日、東京都出身。
小学校からバスケットボールを始め、高校では名門・洛南高へ進学。東海大に進学し、4年次には主将を務めた。2019年には学生ながら京都ハンナリーズとプロ契約を締結すると、同年にプロデビューを果たした。2021年、広島ドラゴンフライズに移籍。2021-22シーズンにおける3ポイントシュート成功率はリーグ2位の45.4%をマークし、前年西地区最下位に終わったチームの順位を大きく押し上げた。ポジションはポイントガード。

◆チーム情報/広島ドラゴンフライズ
広島初のプロバスケットボールクラブ。初代ヘッドコーチに佐古賢一氏(現・レバンガ北海道HC)を迎え、2014年にNBLへ参入した。2016-17シーズンから、新たに開幕したB.LEAGUE(B2西地区)に参戦。2020-21シーズンよりB1昇格。初代所属選手に、朝山正悟、竹内公輔(現・宇都宮ブレックス)、北川 弘(現・島根スサノオマジック)、坂田 央(現・愛媛オレンジバイキングス)ら。現GMの岡崎修司、スリストム広島(3×3プロバスケットボールチーム)代表の仲摩匠平も創設期のメンバーである。


本取材にご協力いただきました,JTサンダーズ広島の関係者の皆様,広島ドラゴンフライズの関係者の皆様,本当にありがとうございました。