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コラム
市町独自のスポーツ施策と
広島スポーツを繋ぐ新コンテンツで楽しむ広島
広島のスポーツを繋ぐ新コンテンツ
昨年、「広島横断型スポーツ応援プロジェクト (通称:Team WISH) 」の設立と、そのメインコンテンツとなる異競技横断型試合結果予想ゲーム「WISH Match」です。「TeamWISH」は県内26チームの皆様と連携して広島を盛り上げていくこと、そして、県民みんなで広島の宝であるスポーツチームを応援していこうという取組です。2022年3月に、ご協力いただいている26チームの選手たちとともに、紙屋町地下街シャレオにて「Team WISH」開設記念イベントを開催しました。異なる競技の試合結果を予想してウェブ投票する「WISH Match」は、広島ドラゴンフライズや広島東洋カープ、サンフレッチェ広島などの試合会場にブースを出し、ユーザーを1人ずつ増やす地道な活動を行い、現在の登録者数は3000人にのぼります。毎週月曜日のエントリー日には多くの方に参加いただき、その結果スポンサーも付き、Amazonギフト券のプレゼントキャンペーン開催に繋がるなど、徐々に存在感を示しているのではと感じています。
しかし、オンラインでのゲーム参加は「難しい」という先入観もあってか、まだまだ目標とする登録者数には至っていません。「WISH Match」は、広島を拠点に頑張っているアスリートや広島のスポーツチームについて、より興味を持ってもらえる面白いコンテンツになっていると思いっています。今後は、「WISH Match」の認知向上により力を入れるべく、4月上旬から「TikTok」をスタートします。Z世代以下の若い世代を含む、幅広い層にリーチできるよう進め、今年度中に目指す登録者数は1万人です。「TeamWISH」は県民の皆さまだけでなく、協力いただく26チームの皆さまにも喜んでもらえる取組にしたいと考えております。異競技の選手同士で対談を実施したり、合同でのスポーツ観戦などを実施する中で、食や体づくりに関する情報交換を行うなど、横の繋がりが強くなったと聞いています。選手が交流することによって、お互いの競技を発信し合うなどの連携も生まれ、お金に変えられない価値を少しずつ生み出しているのではと実感しています。「TeamWISH」は、これまで知らなかったスポーツの魅力を発見してもらえる、全く新しい取組です。県民の皆さまに楽しんでいただくことはもちろん、広島のスポーツチームに所属する選手たちの架け橋になるよう、広く発信していきたいと思います。
3年間で感じた広島の魅力と更なる挑戦
熊本出身、福岡在住の私が、広島に携わるようになり3年の月日が経ちました。しかし、新型コロナウイルス対応に基づいた最初の緊急事態宣言下での着任です。そのため、広島に来ても、観光地を巡ったり、おいしいものを食べたりという経験が全くできていません。そんな中でも人やスポーツに触れ、幾度と通ううちに、この街が大好きなりました。まだまだ未開拓のため、もっと広島を知りたいという興味で溢れています。そして、とても居心地が良く、第2の故郷と感じるようになり、年末に送るお歳暮の品物は、牡蠣になりました。さまざまな場所に拠点がある私ですが、広島をとても愛しています。この熱量とともに、今年度も無限の可能性を追求し、県全体にポジティブな影響を与える組織として、広島におけるスポーツの魅力を全身全霊で伝えていこうと思います。
神田康範
Yasunori Kanda
1981年熊本県生まれ。大阪大学外国語学部卒業後、大手スポーツメーカーに入社し、5年間米国支社に勤務。帰国後、大手スポーツマネジメント会社などを経て「HONDA ESTILO」で本田圭佑のマネジメントを担当。2015年からオーストリアサッカー2部リーグ「SVホルン」CEOに就任。帰国後、2018年~2019年には、Bリーグ・ライジングゼファーフクオカのCEOに就任。現在は九州アジアプロ野球リーグに所属する火の国サラマンダーズの代表取締役としても活躍する。
(コラムコーディネート・大須賀あい)