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コラム
広島横断型スポーツ応援プロジェクト「TeamWISH」始動!スポーツの力で広島をもっと笑顔に(後編)
スポーツという広島の財産で人々を笑顔に
最後に、今年度の目標や新しい取組をお話させてください。
今期、「わがまち♡スポーツ」に新しく2つの市町が取組を開始します。尾道市と大崎下島町です。
尾道市はサイクリングが有名ですが、今後ウエイクボードやSUP、シーカヤックなど、マリンスポーツという資源を活かした新しいブランドイメージを確立していきます。
大崎上島町では、急速な高齢化が進みながらも、叡智学園や広島商船高専など、若者の人口割合も多いという特徴を活かして、おじいちゃんおばあちゃんが若い世代と交流できる「ゆるスポーツ」を独自に開発し、浸透させていきます。ゆるスポーツには、地域の特徴を活かしたユーモアたっぷりのスポーツが揃っており、富山県氷見市で取り組んでいる、魚のぬいぐるみを脇にかかえハンドボールを行う「ハンぎょボール」など、話題性の高いものがあります。
また「わがまち♡スポーツ」は、3年間のバックアップ体制を用意しています。SAH発足当時に関わってきた市町は今期で3年目を迎えるため、自立の段階に入ってきました。それぞれの地域が独立してスポーツ課題、そして地域課題を乗り越えていけるよう、しっかり仕上げていきます。同時に、新しく発足した「TeamWISH」も大事なコンテンツです。SAHがこの先どうなっていくかを占ううえでも、絶対的な成功を収めたいと思っています。
何度も繰り返し話すようになりますが、広島はスポーツ王国です。魅力的なスポーツチームがたくさん存在し、スポーツ資源も豊富です。皆さんには、もっともっと広島のスポーツの面白さを知ってもらい、ぜひ試合会場に足を運んでもらいたい、スポーツに触れてもらいたいと思います。どのスポーツも面白く、また選手の皆さんは常に一生懸命、これだけ元気になれるスポットが県内にたくさんある広島は、とても幸せな県です。スポーツという広島の財産を活用して、皆さんにもっともっと笑顔をお届けできるよう、頑張っていきたいと思います。
神田康範
Yasunori Kanda
1981年熊本県生まれ。大阪大学外国語学部卒業後、大手スポーツメーカーに入社し、5年間米国支社に勤務。帰国後、大手スポーツマネジメント会社などを経て「HONDA ESTILO」で本田圭佑のマネジメントを担当。2015年からオーストリアサッカー2部リーグ「SVホルン」CEOに就任。帰国後、2018年~2019年には、Bリーグ・ライジングゼファーフクオカのCEOに就任。現在は九州アジアプロ野球リーグに所属する火の国サラマンダーズの代表取締役としても活躍する。
(コラムコーディネート/大須賀あい)