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My Favorite Numbers
〜数字が紐解く広島アスリートの素顔 〜
【第4回】スリストム広島・岩川勇作

新たなスポーツの楽しみ方を提供する、広島横断型スポーツ応援プロジェクト、通称『Team WISH』。プロ野球やJリーグをはじめ、数多くのトップスポーツチームを有する広島県ならではの取り組みとして、日々、各チーム・選手の魅力を発信している。

本連載では、Team WISHに参加する全25チームの選手・関係者に、「自身にとって印象深い『数字』」をインタビュー。
競技人生における自慢の成績、好きな数字、ラッキーナンバー……数字にまつわる物語から、選手の新たな一面にフォーカスする。

連載第4回目は、3人制プロバスケットボール3×3.EXE PREMIERチーム『スリストム広島』から、岩川(いわかわ) 勇作(ゆうさく)選手が登場。今シーズンから地元・広島でプロキャリアをスタートさせた岩川選手の、心に残る『数字』を紐解いていく。

◆地元愛あふれる期待の新星。背番号の由来は語呂合わせ?

―この連載ではアスリートのみなさんに、印象に残っている数字や、自慢の記録にまつわる数字をお伺いしています。3×3.EXE PREMIER(以下、3×3)のプロチーム『スリストム広島』でプレーする岩川選手の、心に残る数字を教えてください。

スリストム広島・岩川勇作選手

「今、背番号でつけている『24』です。僕は瀬戸内高校出身で、高校時代に所属していた5人制バスケの部活で初めて自分で選んでつけた背番号が『24』でした。バスケを始めたのは小学生の頃だったのですが、初めて覚えたNBA選手が、ロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアント選手だったんです。当時、そのコービー・ブライアント選手がつけていた背番号が『24』でした。それと僕は広島市西区出身なんですが、西区の『西』は語呂合わせで『24』になりますよね。好きな選手の背番号にあやかったのと、地元の西区の語呂合わせとで、『24』を背番号に決めました。これは後で気が付いたのですが、僕は2002年4月14日生まれで、生年月日にも『2』と『4』が入っているんです。思い入れのある背番号をつけて地元でプロとしてバスケができることを、すごくうれしく思っています」

―背番号のエピソードからも、広島愛が伝わってくる気がします。では、岩川選手がバスケを始めてから今日までで、もっとも印象に残っている記録や数字はありますか?

「高校時代の試合で決めた、1試合最多得点の『39』点です。僕の下の名前が『勇作』なのですが、ゆうさくの『さく』は、語呂合わせで『39』になりますよね。当時は周りのみんなからも、『勇作の“さく=39”じゃん』と言われました(笑)。僕はもともと5人制のバスケットをプレーしていたのですが、その頃は3ポイントシュートを打つのも好きだったので、3にまつわる数字は特に印象に残っているのかもしれません」

―5人制バスケと3×3ではルールも異なりますが、3×3ならではの特徴的な数字はありますか?

「3×3は、コートの広さや制限時間などが5人制の半分に設定されていることが多いですね。21点を先取するか、10分が経過した時点で得点数の多いチームが勝つというのが3×3のルールです。5人制バスケであれば、オフェンス側(攻撃側)がボールを持ってから24秒以内にシュートを打たなければならない『ショットクロック』というルールがあるのですが、3×3ではこれが12秒以内になります。シュートも、3ポイントシュートは2点、2ポイントシュートは1点になるので、1/2というのも3×3を表す一つのキーワードかもしれません」

―最も早く21点を取った、または取られてしまった試合は何分でしたか?

「僕のスリストムでのデビュー戦は、ノックアウト(制限時間10分以内に21点を先取されること)で負けてしまったのですが、あの試合は確か6分で試合終了したと記憶しています。本当にあっという間で、記憶に残っているというよりも悔しい気持ちの方が強かったですね」

◆初プレーから1年でプロデビュー!目指すは1試合“●得点”

―5人制バスケをプレーしていた岩川選手が、3×3を始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「2022年の夏に、 スリストムのかたからチームの合宿に誘っていただいたことがきっかけです。当時は3人制バスケをしたこともなく、3×3のプロ選手とプレーするのももちろん初めてで、5人制とはまったく違ったスピード感で驚きました。息つく暇もないというか(笑)」

―初めて3×3をプレーされてから、その1年後にはプロとしてデビューされたということですね。

「そうですね。自分でも少しびっくりしています。最初の頃は本当に探り探りで、チームのみんなに教えてもらいながらプレーしていました。一つずつ知識や技術を積み上げながら準備をして、今は、思い切ってプレーするのが一番大切なのではないかと感じています。コンパクトなゲームのなかで個人的にも結果を出すとなったら、遠慮していてはダメだと考えるようにもなりました。チャンスだと思った場面で点を取りに行く思い切りの良さも大切なのではないかと思っています」

―岩川選手が、3×3のプロ選手として目標としている数字はありますか?

「個人的に目標にしている数字は『14』です。3×3は21点を取れば勝ちなので、1人で14点決めることができれば、チームも楽になると思います。シーズンを通してコンスタントに14点を取ることができれば得点ランキングに乗ることもできるので、そこも目指してやっていきたいですね」

―チームは7月に、ひろしまゲートパークプラザで初の広島大会を控えています。

「これまで呉市での大会開催はあったのですが、広島市での開催は初めての試みなので、今まで3×3を見たことのないかたにも目にしてもらえる良い機会になるのではないかと思います。広島開催の大会で地元のチームが勝っているところをみなさんも見たいはずなので、この試合で勝つことはすごく大切な意味を持つと思っています。『しっかり勝つ』意識を持って、チーム全体でも話をしながら、一つずつ勝ちを積み上げていきたいと思っています」

―岩川選手の心に残る数字は背番号の『24』、1試合自己最高得点の『39』、そして3×3で目標とする1試合『14』点。この3つということですね。

「そうですね。『24』と『39』は5人制バスケの頃から大切にしている数字で、『14』は、3×3のプロ選手として新たにこれから大切にしたい数字です」

―本日はありがとうございました。

「ありがとうございました」

岩川勇作の【My Favorite Numbers】
『24』『39』『14』

 


岩川勇作

Yusaku Iwakawa

2002年4月14日生、広島県出身
小学生から5人制バスケを始め、瀬戸内高ではバスケ部に所属。2023年シーズンからスリストム広島に加入した、広島育ちの新星。今シーズンは開幕戦から試合に出場し、連続2ポイントシュートを決めるなど高い攻撃力を発揮。チーム最年少ながら、スピードを武器に得点量産を狙う。

◆チーム情報/スリストム広島
2018年に誕生した、広島県初の3人制プロバスケットボールチーム。チーム名は「広島に3×3というスポーツで旋風(嵐=storm)を巻き起こしていける存在でありたい」という思いで命名された。『地域浸透型』を掲げ、より地域と近い位置で接するクラブづくりを目指している。現在、プロリーグである3×3.EXE PREMIER(スリー・エックス・スリー・エグゼ プレミア)に参戦中。2023年は山口県、広島県で地元誘致大会の開催が決定している。